伊豆の長八

 

本名「入江長八」といい、江戸末期から明治にかけて活躍した名工で、なまこ壁、鏝絵といった漆喰細工で名をはせた。
初めてその名を聞いたのがお宝を鑑定する
TV番組だった。

ショックだった!確か日本のミケランジェロと紹介されたように記憶しているが、こんな芸術家が日本にいたことが驚きだった。知らなかった!!

早速、長八に会いに静岡県松崎町に行った。
そこには想像を絶する「長八」がいた。「伊豆の長八美術館」では壮大な作品群に圧倒され、「長八記念館」「岩科学校」と回ってさらに打ちのめされた。

「これ程の名人がなぜもっと評価されないのか?」

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これは鶴の壁画ではなく全てが鏝(こて)絵になっていた。
長八は左官職人の鏝を使って芸術を作り上げた。

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「伊豆の長八」まさに日本の宝であった。

左官職人が日本を代表する芸術家となったこの町で、初めてバチカンでミケランジェロに会った時の事、感動の涙を流した時の事を思い出していた。


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長八さんあなたに会えたことに心から感謝します。