肘折温泉と丸屋旅館

 

肘折温泉の存在と丸屋旅館を知って既にひと昔は過ぎていると思う。

日本航空の国際線の中の機内誌で見たのが最初であった。それは山形県の奥地、山の又山の中にひっそりと佇む温泉地であった。
ゆえに行こうと思い立つまでには若干の決断と時が必要だったのだ。湯治場の肘折温泉でも少し近代的な感覚を取り入れながら伝統を守る、そんな感じの丸屋旅館に着いたのは北国の遅い春が盛りを終え、間もなく短い夏を迎える頃だった。

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温泉街には温泉宿が軒を並べ、昭和初期の風情を残す情緒ある街で、同じような建物が並んでいる。目的の宿を見つけるのに少し手間取るほど。

決して派手さは無く、ひっそりとその「丸屋旅館」はあった。

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木造3階建てと思われる宿、フロントは無く7部屋のみの営業で、落ち着いた温泉旅館の滞在を十分に満喫させてくれるものであった。


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こんな小道具から、部屋の調度品、温泉、貸し切り風呂、地元の食材をふんだんに使った夕食や朝食、そして飾り気の無い対応から料金に至るまで全ての点で満足できる宿であり、何度も訪れる価値のある宿であった。

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特筆すべきは「お米」で朝と夕食で米を変え炊き方も変えて山形の米の美味さを堪能させてくれた。