最近、脚光を浴びている宮崎県の飫肥を訪ねた。


 

残り少ない日本情緒と静寂さを期待して、心躍らせて飫肥に向かった。

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車を無料の駐車場に停め、幾つかの有料施設の入場券セットを買い求めまず向かったのは無料で見学できる城の跡、そこで迎えられたのは、ちょんまげのかつらと着物を着た侍や娘さん、チャンバラごっこの小芝居で道を塞ぎ、その周りをアジア系の団体が取り巻いていた。偽物のチャンバラごっこで、外国人団体に媚を売る観光ごっこがここにもあった。空しい気持ちで壁沿いのわずかな空間をそっと抜け先に向かう。

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城跡の杉の林や苔むした庭には別の団体客が入り込み記念撮しているのを横目に、足早に通り過ぎる。静かであるはずの城跡は残念ながら佇む暇もなく済ませることにした。

 

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そのあと、幾つかの有料施設を見て回ったが、お金の掛かる所には、外国人団体客は殆どいない。そこにはこの街の奥深い歴史の息吹が今でも残りそれを感じる場所であった。

ポーツマス条約で有名な外交官「小村寿太郎」はこの街で生まれた。彼の資料館は見応え十分で、有料のため静かでよい!
残念ながら、静かなのは客が少ないということでもある

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「悪貨は良貨を駆逐する」

良いものを沢山持ちながら、目先の団体客に媚を売る偽物の観光ごっこを優先しているうちに本物が駆逐されていく、今の日本にありがちな観光振興の誤謬を見ているような気がした。それはこの街で暮らす人たちがいつか気づかなくてはならないことだと思う。

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多分、もう一度自分が訪れる事はないだろう。